Autodesk University Japan 2015

基調講演・特別講演

基調講演 The Future of Making Things―創造の未来

無限のコンピューティングパワーと新しい設計ツールによって、ビジネスシーンにはかつてない変化が生まれています。クリス・ブラッドショーのセッションで、テクノロジーが小規模企業に競争力を与え、大規模企業の対応を迅速にし、さらに新しい建設・製造技術が生産力の向上につながる理由を学んでください。

クリス・ブラッドショー
  • 米国オートデスク社
  • 最高マーケティング責任者
  • メディア&エンターテインメント事業担当 上級副社長
  • RCE事業担当 上級副社長
  • クリス・ブラッドショー(Chris Bradshaw)

RCE事業では、企業価値向上活動、教育機関向けビジネス、コンシューマ向けビジネスを担っています。企業向けソフトウェア事業が中心だった当社でコンシューマ向けアプリ事業を立ち上げ、過去5年間で当社ソフトウェアのユーザ数を1億4千万人にまで増加させました。また、世界各国の事業所においてはブランド・マネジメントやマーケティングで各事業部署の戦略立案を支援し、事業の成長に貢献しています。
メディア&エンターテインメント事業においては、映画、テレビ、ゲーム、広告などの分野向けソフトウェア事業を担っています。当社の技術は映画業界においてアカデミー賞®を6回受賞しています。そしてソフトウェアは、過去約20年間にアカデミー視覚効果賞を受賞した作品のほとんどで利用されています。現在では製造業や建設業においてもビジュアライゼーション・ツールとして活用範囲が広がっています。
ブラッドショーはこれまで、インフラ設計向けソリューション開発責任者、設計および施工ソリューション責任者、Buzzsaw連携サービス責任者を歴任しました。
社外においては、非営利団体Project Lead The Way (PLTW)の役員を務めています。PLTWは米国の中・高等学校向けに開発された新しいSTEM教育(サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、数学)のカリキュラムを提供する団体です。
オートデスク社入社以前は、アメリカ合衆国空軍でフライト・ソフトウェア開発責任者を務め、国が進めた宇宙計画向けコンピュータシステムの開発、検証、実装を2度に渡って担いました。

特別講演 1 建築の未来
自然との関係を回復し、生き生きとした環境へ

世界の大都市は、いまや高層ビルによって埋め尽くされつつある。それらは大方、20世紀に確立された近代主義(モダニズム)の思想に支配されており、自然から切り離された人工環境を形成している。その結果、オフィスや集合住居の多くは、低層階、高層階や方位の区別もない均質な環境となり、そこで働き、住む人々までも均質化しつつある。
未来の建築は、コンピューターテクノロジーを駆使して自然との関係を回復し、もっと生き生きとした環境を生み出すことが求められているのではないか。
ここでは台湾での台中メトロポリタンオペラハウス(正式名「台中国立歌劇院」)やシンガポールでのオフィスタワー「CapitaGreen」、岐阜市の「みんなの森 ぎふメディアコスモス」など最新のプロジェクトを紹介しつつ、建築の未来のイメージを描いてみたい。

伊東 豊雄(イトウ トヨオ)氏
  • 株式会社 伊東豊雄建築設計事務所
  • 代表取締役
  • 伊東 豊雄(イトウ トヨオ)氏

1941年生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。主な作品に「せんだいメディアテーク」、「多摩美術大学図書館(八王子)」、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」など。現在、「台中国立歌劇院」(台湾)などが進行中。日本建築学会賞作品賞、ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、プリツカー建築賞など受賞。2011年に私塾「伊東建築塾」を設立。これからのまちや建築を考える場として様々な活動を行っている。

特別講演 2 OPEN ROAD PROJECT~未来のモビリティを考える~
都市の移動をゼロからデザインする

トヨタ自動車株式会社

都市の移動を、もっと自由に。
クルマが生まれた頃、それは本当に自由な乗り物だった。
でも今はそうだろうか?都市では、渋滞、駐車場所、騒音といった問題に悩まされ、モビリティでの移動が自由とは感じられなくなってしまった。
私たちはTOYOTA i-ROADをきっかけに、再び都市でのモビリティの移動に自由を取り戻したい。
そのためにはプロダクトに磨きをかけるだけでなく、モビリティでの移動という体験全体を考えることが重要だと考えている。いくら良いプロダクトだとしても、停める場所や充電する場所がなければ、それは本当の自由を手にした、といえるのだろうか?

都市の移動体験をゼロからデザインする。
そんな想いから始まったのが、「OPEN ROAD PROJECT」。
都市に住むユーザーに自由な移動を提供するために、プロダクトの開発のみならず、新しいサービスまでをも含めた、新しい移動体験の開発に取り組む。このプロ ジェクトでは、企画や開発をトヨタ内で完結させてしまうのではなく、一般の方々、スタートアップ、大手企業など、組織の大きさは様々ながら、同じビジョンを持った人たちとのコラボレーションを通じてこれまでにない自由を都市での移動に実現させていく。
前向きな思考、柔軟なアイデア、そして困難を実現する行動力を胸に、モビリティと都市の未来にイノベーションをもたらすことを目指している。

大塚 友美(オオツカ ユミ)氏
  • トヨタ自動車株式会社
  • 商品・事業企画部 未来プロジェクト室 室長
  • 大塚 友美(オオツカ ユミ)氏

1992年トヨタ自動車(株)入社初代ヴィッツ等、国内向け商品の企画、ダイバーシティプロジェクト等の人事施策の企画・推進、海外向け車両の価格・収益マネジメント等、幅広い分野を経験。途中、ダートマス大学タック・スクール・オブ・ビジネスにてMBA取得。 現在は クルマづくりの上流部署である商品・事業企画部 未来プロジェクト室にて10年、20年先をターゲットとした未来のクルマのコンセプト企画を担当。

  • ※セッション内容は、予告なく変更となる場合がございますので、ご了承ください。